きのした歯科クリニックからのお知らせ

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歯のはなし354

2023.09.30
妊娠中はお口のトラブルが起こりやすい

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理由1 つわり

吐き気、嘔吐、食欲不振などの不快な症状のことです

妊娠初期(5~6週頃)から、妊娠12〜16週ごろにはよくなることが多いです

妊婦のほとんどの方が何らかのつわりを経験するといわれていますが、内容や程度、期間など人さまざまです

症状がほとんどない人もいれば、重いつわりが妊娠中期まで続く人もいます

つわりによってハブラシをお口に入れることさえ困難になることもあります

無理をするのはよくないですが、そのままにしてしまうと歯肉が腫れて炎症を起こしたり

虫歯や歯周病のリスクが高くなります

 

理由2 口の中の環境が細菌にとって好環境になる

妊娠すると粘膜組織の変化や細菌への抵抗力の低下、唾液中の成分の変化などがあり

口の中の菌が増えやすくなります

 

食後の歯磨きが難しければ、体調がいいタイミングでの歯磨きでもOKです

嘔吐反射が出にくいようヘッドが小さいハブラシを使ったり、歯磨き粉のフレーバーを変えてみるなど

負担が少なくなるようにハミガキの仕方を工夫してみましょう

そして安定期に入り体調がいい時に歯科検診を受けましょう

(各自治体で妊産婦歯科検診を実施していますのでご活用ください)

 

また、妊娠中は「妊娠性歯肉炎」になりやすく、それを放っておくと歯周病になります

歯周病菌は早産や低体重児出産のリスクを高めますので注意が必要です