歯のはなし315
2022.12.10
歯の着色について
「元々の歯の色が気になる」、「だんだん歯の色が変わってきた」など
歯の色を気にされて来院される方は結構多いです
「歯の色が気になる=ホワイトニング」というわけではなく
歯色が変わる原因によって対処法が大きく異なります
原因① 色素沈着
お茶やコーヒーなどに含まれる色素、たばこのヤニなどが歯に付着することで
引き起こす
原因② 加齢
加齢とともに歯の表面のエナメル質が薄くなっていき、歯の内面である象牙質が透けて見えるため
歯の色が変わったように見える
原因③ 抗生物質の副作用
生まれる前、母親のおなかの中にいる時期にテトラサイクリン系の抗生物質を服用すると
歯に変色が現れます
原因④ 失活歯
歯の神経を抜いて根管の治療後に冠を被せないでそのままになっていると
だんだん茶色くなっていきます
原因①の色素沈着は歯科で比較的簡単にきれいにすることが可能です
食べ物や飲み物など色素沈着しやすい生活習慣を改善しなければ
再び同じことが起こりますので注意が必要です