歯のはなし138
2019.06.15
お口の中の健康バロメーターは50代頃から傾き始めていくといわれています
以前と比べて「咬みにくい」「飲み込みにくい」「滑舌が悪い」などの
症状が現れはじめるとどうしても食べやすいものと食べにくいものが出てきてしまいます
食べにくいものはだんだん避けるようになり、栄養バランスが崩れ、
筋肉が減少してしまいます
このことを「サルコペニア」といいます
このような症状が出てしまう前におうちでできるケアをしましょう
よく噛んで食べるだけでトレーニングになります
調理にもコツがあり、
・食材をすこし大きめに切る
・1品料理より、定食風にする
・生と加熱を組み合わせる
食べる順番なども工夫するとよいです
60代頃までは食べすぎを防ぐために
「野菜から食べるのが良い」と言われていますが
60~70代からは食べる量が減ってしまいがちになるので
肉・さかな・大豆などの不足しがちなたんぱく質から食べるようにしましょう
このような日常のちょっとした工夫で
お口の中の健康状態を保つトレーニングになります
よかったら実践してみてください
参考資料:8020推進財団発行「美味しく食べよう お口が健康になると体ぜんぶが生き生き!究極の健康法は口から」