きのした歯科クリニックからのお知らせ

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歯のはなし134

2019.04.27

今回は「子どもの発音の誤り」ついてです

 

幼児期に目立って見られるのが発音の誤りです

発音の誤りとは「さかな」を「しゃかな」、「ライオン」を「ダイオン」というような

子音の部分がほかの子音に換わるといったようなことです

発音の誤りにも種類があり、それによって考えられる原因もさまざまです

 

発音は個人差はありますが6歳~7歳ごろに完成するそうです

発音の誤りは幼児期にはよくみられることで、

成長とともに自然と正しい発音が出るようになることが多いです

なかなか発音が改善しにくい子は発音器官の力が弱いことが考えられます

 

発音が気になる子どもの中には舌をうまく動かせていない、

舌を使って細かい動作に不安がある子どもも多くみられます

 

発音器官を上手に動かすためのはたらきかけになるような

動作がありますので一部を紹介します

日常生活の中で簡単に取り入れやすいと思いますので参考にされてください

・舌を動かす・・・(あっかんべをして遊ぶ)(あめ玉をなめる)

・噛む・・・(肉、葉物野菜、繊維質などよく噛んで食べる)

・吹く・・・(しゃぼん玉、風船、熱いスープを冷ます)

・頬を膨らませる・・・(あっぷっぷをして遊ぶ)

・うがい・・・(ブクブクうがいやガラガラうがいをする)

 

なかなか発音がなおらない場合は歯科医院で口腔筋機能療法(MFT)をしてもらい、

それでも改善の兆しがみられないようであれば専門家(言語聴覚士など)に相談するのがよいでしょう

 

「ライフステージに合わせた口腔機能への対応 MFTアップデート」

大野粛英・山口秀晴・嘉ノ海龍三・高橋治・橋本律子 編著

より一部抜粋しました