きのした歯科クリニックからのお知らせ

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歯のはなし128

2019.03.16

歯の脱臼について

 

さいきん、「歯をぶつけた」と言って来院される子供が多くなっています

歯をぶつけてしまうと、その程度にもよりますが

神経を取ったり、歯を抜くことになるケースもあります

歯をぶつけた時の状態は大きく分けて3パターンです

 

歯が折れている場合

歯根の方まで折れている、歯を残して治療するのが不可能な時は抜歯になります

 

神経に影響する場合

歯の欠け方が大きかったり、歯肉の中に歯が埋まりこんでしまったときは

神経の処置が必要になります

歯根に感染してばい菌(膿)がたまることもあり

乳歯の場合はその後の永久歯にも影響が出ることがあります

 

神経に影響がない場合

歯が少し欠けた程度の時は白いつめもので対処します(レジン充填)

歯は欠けてないけど、動きがあるのであれば歯を固定して様子をみます(暫間固定)

少し痛みがあるだけで歯に影響がなければ、そのまま様子をみることが多いです

 

いずれにしてもレントゲンを撮って歯の状態をしっかり確認して処置をします

ぶつけた時に何ともなくても後に症状が出ることがあります

自己判断せずに歯を強くぶつけてしまったときは早めに歯科で診てもらいましょう