歯のはなし101
2018.09.01
舌低位について
みなさん、お口を閉じているときの舌の正しい位置を知っていますか
口を閉じているときは上の歯と下の歯は1~2mm程度隙間があり
舌は上顎についているのがベストな状態です(歯のはなし54参照)
多くの方は無意識にこの状態を常に保っていますが
そうでない方もいます
口を開けた時に舌に歯の内側の痕がついて
舌の形がぼこぼこになっています
舌の位置が日常的に下にある方は「舌低位」という状態です
この状態がおすすめできない理由がいくつかあります
歯並びが変わる
舌が下にあると、下の歯を押してしまうので歯並びに影響する
可能性が高いです
発音などに影響が出る
舌が普段から上の位置にある人にくらべて
舌の力が弱く、発音がしにくいことがあります
上下の歯の間に隙間ができる
食事のとき、ものを飲み込む際に舌を歯に押し付けて
飲み込んでしまうためこのような口元になってしまうことがあります
「舌低位」は日常の意識と舌のトレーニングで改善できることが多いです
気になる方は来院をおすすめします