歯のはなし84
2018.04.21
指しゃぶりについて①
赤ちゃんが指しゃぶりをするのを見かけますが
指しゃぶりをすると将来かみ合わせがおかしくなったり
出っ歯になる可能性があります
そもそもどうして指しゃぶりをするのでしょうか
生後間もない赤ちゃんにとって「吸う」行為は
本能的、反射的な行動と考えられています
不安や退屈、不快などストレスを感じ始めると安心を求めて
指しゃぶりをするといわれています
指しゃぶりの癖を続けていると歯並びや噛み合わせに影響します
歯並びへの影響は期間や回数、吸う強さによって個人差があります
2歳ごろまでの指しゃぶりは、神経質にならず様子をみましょう
3歳すぎたら徐々にやめさせるのがいいです
まずは口の中に入っている指をそっと外してあげるとよいでしょう
指しゃぶりの程度を知るポイントがいくつかあります
★指だこがある ★指がふやけている ★歯並びがわるくなってきた
★口元が出っ張っている ★上唇がめくれている
こんなときはやめさせた方がいいです
しかし、無理やり指しゃぶりをやめさせようとすると
それが反ってストレスになってしまうので注意が必要です
早い時期に指しゃぶりの癖を卒業できれば歯並びは自然に戻せることがあります
次回指しゃぶりをやめさせるのによい時期や方法を紹介します
参考文献:わかば出版「ゆびしゃぶりやめられるかな」