歯のはなし64
2017.11.11
根面う蝕について
みなさん「根面う蝕」ってご存知ですか?
「う蝕」とはむし歯のことです
一般的に知られているむし歯は 歯の白い部分(エナメル質)が酸によって溶け、
歯が欠けたり、痛みが出ることです
エナメル質は鉄やガラスより硬く、きちんと歯磨きをしていれば
大きなむし歯になることはありません
しかし根面う蝕は、
歯ブラシを当てる強さ(圧)が強かったり、食いしばりや歯ぎしりなどの歯への負担から
歯肉が下がり、歯の根が見えてしまい
歯の白い部分(エナメル質)ではなく、歯の根(象牙質)からむし歯になってしまうことです
普通のむし歯との違いは、虫歯のなりやすさです
象牙質はエナメル質よりやわらかく、汚れ(プラーク)がたまりやすいです
そして、根面う蝕は歯肉の舌にまで進んでいくこともあります
根面う蝕は加齢に伴いおこりやすいむし歯です
少しでも虫歯の発生を少なくするためには
ブラッシング時に歯ブラシの強さ(圧)に気を付け、
食いしばりなどに注意し、歯肉をなるべく下げないように心がけましょう