歯のはなし59
2017.09.30
フッ素について
北九州歯科医師会では毎年2回小学校に行き、フッ素塗布(イオン導入)を行っています
そこで今日はフッ素塗布の種類、濃度のちがいを紹介します
まずは一般的な歯磨き粉によるフッ素についてです
これは国の基準でフッ素「1000ppm以下のもの」と定められています
が、さいきん「1450ppm以下のもの」に引き上げられたようです
つづいてフッ素洗口法です
週1回法と週5回法があり、それぞれ濃度がちがいます
週1回法:フッ素濃度900ppm
週5回法:フッ素濃度250ppm
そして小学校などで行われているフッ素塗布(イオン導入)は
フッ素濃度9000ppmです
これは市販されている歯磨き粉の約9倍の濃度のフッ素が入っています
濃度がかなり高いため、かならず歯科医院や学校での集団フッ素塗布で
歯科医師や歯科衛生士によって行われます
このようにフッ素にも種類はさまざまです
フッ素の効果としては
★歯の質を強くする
★虫歯の原因菌の活動を抑え、虫歯になりにくくする
あくまでフッ素は虫歯予防です
一度虫歯になってしまうとフッ素を塗っても虫歯は治りませんので
まいにちしっかり磨きましょう