歯のはなし55
2017.08.19
MFTのはなし(その2)
今回はMFTを実践した患者さんの症例をご紹介します
この方は歯並びを気にして来院されました
前歯が開いて奥歯しか咬み合っていない状態です
わたしたちは1日に600~2000回無意識に飲み込む動作(嚥下)をしています
舌癖がある方は、飲み込むたびに舌で歯を押していることになります
舌を上下の歯にはさむ癖でこのような歯列になったと診断し、
まずはこの隙間を小さくするために
舌を正しい位置で保持し、舌をつかって正しく嚥下する練習(MFT)を実践しました
上の2枚の写真を見てください
少しずつですが前歯の隙間が狭くなってきています
MFTを始めて約1年4カ月ほど経っています
これは本人の改善へに向けて日々の努力の成果といえます
毎日のトレーニングでこれほど変わります
参考資料:舌のトレーニング(わかば出版)(一部資料より抜粋しました)