歯のはなし53
2017.08.04
数回にわけて態癖についておはなししてきました
当院では
態癖の改善や予防を目的として
★マウスピース(スプリントや歯ぎしり装置)の作製
★MFT(舌癖を改善し、正しく嚥下するためのトレーニング)
を行っています
今回はマウスピースについておはなしします
マウスピースにはさまざまな種類があり、形や素材、用途がそれぞれちがいます
当院で使用されている方が多いマウスピースはこのふたつです
・歯ぎしり装置は、睡眠中の歯ぎしりによる歯の負担を軽減するためのマウスピースです
・スプリント(→歯のはなし31参照)は、あごと口のまわりの筋肉の余分な緊張をとり、
上あごと下あごの咬み合わせを改善するマウスピースです(※顎を本来の位置に戻すための装置で、歯並びをきょうせいするものではありません)
当院での症例をご紹介します(スプリント)
「前の歯が邪魔して奥歯が咬めない」と来院された方です
原因は右から頬杖をする態癖とがあり顎が左にずれてしまい、
写真のような状態になったと診断されました
こちらの方はほかにも口唇を巻き込んだり、左を向いて食事をするといった態癖もありました
ご本人に原因の説明をするとともに、態癖の改善指導とスプリント使用していただくことにしました
数ヶ月後
歯を削らずに咬み合うようになりました^^
ご自身の咬み合わせが気になる方、興味がある方は来院をおすすめします