歯のはなし51
2017.07.22
態癖について③ ~態癖の種類パート2~
*クレンチング(歯ぎしり・食いしばり)
この態癖が歯にとってはいちばん負担がかかります
力がかかり歯が割れてしまったり、補綴物が外れる原因のひとつにもなります
上下の歯は食事中以外はできるだけ触れ合わないようにするのをおすすめします
*頬の圧痕
お口の中のほっぺたの内側、頬粘膜(「きょうねんまく」とよみます)は
粘膜なので通常ツルツルしているのですが態癖により、頬粘膜にスジがつきます
頬粘膜を咬む癖、吸う癖があるとこのような頬粘膜になっていますのでみなさんも鏡で確認してみてください
こんな口元になっている方は要注意です!
この態癖がある方は歯の外側から力がかかるので歯が内側に倒れるような歯列になりやすいです
*舌の圧痕
下の写真をご覧ください
注目してもらいたいのは舌の形です。舌が下の歯の内側の形になっています
これは舌で歯を押し当てていたことで圧痕がついています
通常、舌は上あごの口蓋部分に自然と上がっている方が多いのですが
何らかの要因で舌が上にあがらない、舌低位になっているとこういう舌の形になります
この態癖がある方は歯の内側から力がかかるので歯が外側に倒れるような歯列になりやすいです
日頃の生活を思い出し、自分のお口の中を見てひとつでも心当たりがあれば歯やあごに負担をかけてしまっている可能性があります。すこし気を付けてみてください^^