歯のはなし39
2017.04.08
今回のテーマは “二次カリエス”です
“二次う蝕”ともいいます
では二次カリエスとはどんな虫歯なのでしょう?
白い詰め物をしている歯や金属の詰め物や冠、
いわゆる治療した歯が再び虫歯になることを「二次カリエス」と言います
上の写真の前歯を見てください
歯と歯の間や歯と歯茎の境目のあたりに多数治療した跡があります
虫歯を取り除き、歯の色に似たレジンという素材を詰める治療法なのですが
詰め物自体が何年もの長い時間を経て収縮してしまい、
詰め物と歯との間に隙間ができ、二次カリエスになっています
隙間は歯垢などの細菌がたまりやすく、歯磨きも以前より難しくなっています
きちんと磨けていなければすぐに虫歯や歯肉炎になってしまいます。
やはり普段の歯磨きが重要にはなってくるのですが、
素材の性質上変色や収縮は防ぐことができませんので
定期的に歯科検診に通い、二次カリエスにならないようにやりかえをするのも
ひとつの手段だと考えられます。