歯のはなし32
2017.02.11
クレンチング編~安静空隙について~
今日のおはなしは読みながらでもできることなのでぜひやってみてください
普段お口を閉じているとき、みなさんのお口のまわりはどんな風になっていますか??
★お口の中で舌はどこにありますか?
★上と下の歯は当たっていますか?
★口唇は引き締められていますか?
あなたのお口は今どんな状態ですか?
たとえば、
☆舌が歯に触れている
☆上の歯と下の歯が当たっている
☆口唇がきゅっと引き締まっている(への字になっている)
上記のような状態がひとつでも当てはまった方は要注意かもしれません!
一つ一つは小さな力ですが普段からしていると時間は長くなります
小さな力がいくつも重なり長期的に力がかかり続けると歯には大きな負担になります
では、どうすればいいのでしょうか
◎舌は口蓋(こうがい)にくっついている
ポイント
・舌の先端が白い丸の辺り
・舌を全体的に青い丸の辺りにくっつける
・「な」の発音の時と同じ位置です!
◎上の歯と下の歯の間は少し隙間がある(2~3mm程度)
◎口唇はリラックスした状態(キュっと引き締めない)
これが平常時の理想的なお口の状態です
数回にわたりクレンチングについておはなししてきました
みなさんが今まで知らず知らずのうちにしていた癖で歯には日々負担がかかっていたことになります
これらを気を付けたから歯が悪くならないというわけではありません
歯を悪くする原因はまだまだたくさんあります
が、歯の寿命を少しでも延ばす手段のひとつといえるので気づいたときに少し意識してみてはいかがでしょうか
また、気になることがあれば早めの受診をおすすめします