歯のはなし21
2016.11.05
唾液やpHにまつわるおはなしは今週でラストです
今回は 酸蝕歯(症) についてです
酸蝕歯とは?
ビタミンCやクエン酸などの強酸性の成分が入っている飲み物で歯の表面のエナメル質が剥がれてしまった歯のことです
いくつか症状がありますが、
一番分かりやすいのは歯の表面が透けて見え、冷たいものや熱いものがしみやすくなったりします
強酸性の成分が入っている主な飲み物はスポーツ飲料、お酢など
毎日たくさん食べたり飲んだりすることが大きな原因の一つです
前回もおはなししましたが、これらを摂取した直後の歯磨きはエナメル質を剥がすことになりますので良くないです(歯のはなし20参照)
また、逆流性食道炎で嘔吐してしまう方は胃酸が原因です
酸蝕歯(症)は習慣的に強酸性を大量摂取すればエナメル質が弱りやすいですが、摂取して30分後の歯磨きを心がけてることで予防できます