きのした歯科クリニックからのお知らせ

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歯のはなし⑳

2016.10.29

数回にわたり、唾液やpH(ペーハー)のおはなしをしました

口腔内のpHが低い状態が長く続くと虫歯菌にとって好環境になるので

虫歯になるリスクが高まるということですが

今回は 虫歯になりやすい飲み物 のはなしです

 

虫歯菌の大好物は糖質です

糖質を摂らなければ虫歯にならないというわけではないですが、

虫歯になるリスクは低くなります

つまり、虫歯になりやすい飲み物とは糖質の高い飲み物のことです

しかし、「糖質が高い=甘い飲み物」 というわけではありません

普段皆さんが飲んでいるさまざまな飲み物をpH数値別におおまかな表にしてみました

上が一般的な飲料、下がアルコール類です

ph1-1ph2-1

(資料:週刊朝日MOOK Q&Aでわかる「いい歯医者2012」75頁)

上の図で基準になっているのはpH5.5という数値です

これは歯の表面が溶けていく値です 5.5以下の飲み物はたくさんありますね!

 

これらは飲んだあとどうするかが重要です

「夜お酒を飲んでそのまま寝てしまう」これは良くないですね

「pHが低い飲み物をたくさん飲んだ後、すぐに歯磨きをする」

実はこれも良くないのです

飲んだ直後は歯質が一時的にやわらかくなります

そのときに歯磨きをすると歯が傷つきやすいのでおすすめできません

ベストなタイミングは飲んだ約30分後くらいだといわれています

歯磨きができないときは口をゆすぐのも何もしないよりは効果的といえるでしょう^^

(参考資料:週刊朝日MOOK Q&Aでわかる「いい歯医者2012」75頁)