歯のはなし409
2025.01.18
口呼吸と歯の関係
みなさん普段の呼吸は鼻でしていますか?それとも口ですか? お口の中が乾いているように感じる、無意識に口が開いている、 鼻づまりがある、いびきをかきやすい ・・・などによく当てはまる方はもしかしたら口呼吸をしているかもしれません 口呼吸は身体やお口の中の健康に影響を及ぼすので、できるだけ鼻呼吸をおすすめします
鼻で呼吸をすると繊毛(鼻毛)や粘液がウイルスなどの異物が入らないように
フィルターの役割をしてくれますが、口呼吸はそのフィルターになる役割のものがなく
ウイルスや異物など直接身体の中に入ってしまうため、
鼻呼吸をする人よりも風邪やインフルエンザなどの感染症にかかるリスクが高くなります
また、口呼吸を慢性的に行うことでお口の中が乾燥します
お口の中にある唾液の分泌が阻止されてしまうことで、むし歯の症状が進行しやすくなったり、
歯周病を悪化させてしまいます
さらに、口臭がひどくなる、ドライマウスの進行、歯列不正などへの影響が考えられます
口呼吸ではなく鼻呼吸の習慣に変えれればいいのですが、
一度習慣化した癖は変えるのがむずかしいので意識して鼻呼吸をしましょう
口の周りの筋肉を鍛えることですこし改善できるかもしれません
・あいうべ体操 →(歯のはなし167)
・舌のトレーニング →(歯のはなし101)
睡眠時口が開いている方は、鼻腔を拡張するグッズや口を閉じるテープを活用するのもおすすめです
また、枕の高さは高すぎない方がいいそうです
口呼吸になっている原因が鼻の疾患などの場合は改善するのが難しいケースもあります
耳鼻咽喉科に相談してみましょう