歯のはなし396
2024.09.21
歯にまつわる風習やおまじない
昔は、子どもの歯(乳歯)が抜けたら
『抜けた上の乳歯を床下へ、下の乳歯は屋根の上に投げれば永久歯がちゃんと生えてくる』
といって投げたりしていました
こういった「健やかな身体に育つように」という願いを込めた風習や言い伝え、おまじないは
各地に多く伝えられています
上の乳歯を床下へ、下の乳歯を屋根上へ投げるのは、続いて生えてくる永久歯をその方向へちゃんと導いてくれるように、というおまじないだそうです
同じようなおまじないは、世界各地にあるそうで
お日様に向かって投げたり、畑に埋めたり、ネズミの巣穴に入れたり、パンに埋め込み動物に食べさせたり、と方法もいろいろです
欧米には抜けた乳歯を枕下に置いて寝ると、歯の妖精「トゥース・フェアリー」が集めに来て、代わりにコインやプレゼントと交換してくれるという言い伝えがあります
ちなみにこの妖精はきれいな乳歯しか持って行ってくれないそうです
さいきんでは、抜けた歯を投げたりせずに記念に保管することが増えているようです
抜けた乳歯を入れるケースがたくさん販売されており「乳歯ケース」と検索するだけで
たくさんのかわいいケースが出てきます
抜けた歯は血液や細菌がついている可能性があります
水で洗うだけでなくオキシドールなどで消毒してから保管することをおすすめします