歯のはなし377
2024.03.30
「食べること」=「生きること」
(↑農林水産省 食育ピクトグラム)
みなさんはしっかり噛んで食事していますか??
さいきんではやわらかく食べやすい食事が増えた影響で、
昔よりも咀嚼回数が減ったというデータがあるそうです
中にはほとんど噛まずに丸飲みするように食べる方や、
早食い傾向の方も増えています、
早食いや丸飲みをするのは胃に負担がかかるだけでなく、
認知症が進みやすくなってしまうそうです
★よく噛んで食べることのメリット
消化を良くして胃腸の負担軽減、肥満防止、頭の働きがよくなる、味覚が発達する、虫歯予防、口臭軽減など
食べ物をおいしく食べるには「歯」「唾液」「舌」の3つがそれぞれ機能することで成り立っています
歯がある、もしくは義歯を使って「よく噛む」ことができれば「噛めない」人よりも
健康寿命が長いことも科学的に明らかになっています
しかし、咀嚼する力や舌の動き、唾液の出る量などは年齢とともに低下していきます
そのため一つ一つのケアが重要になってきます
「歯」は毎日の歯磨きで汚れ落とし健康な歯を保ちよく噛めるようにする
「舌」はあいうべ体操など、日ごろからよく動かして機能低下を防止する
「唾液」はしっかり噛んで、お口を動かして唾液をたくさん出す
「噛みにくい」「飲み込みにくい」などの症状の有無に関わらず
健康を保つためにお口のケアをする習慣をつけた方がよいでしょう