歯のはなし376
2024.03.23
指しゃぶりについて
指しゃぶりは生後4~5ヶ月頃から乳児にみられる動作で
「吸う」行為は本能的、反射的な行動と考えられています
2~3歳頃になると不安や退屈、不快などストレスを感じ始めると安心を求めてするようです
指しゃぶりの癖は成長につれて減少して、そのうちにしなくなりますが
指しゃぶりをし続けていると歯並びに影響が出ます
上の写真を見ると奥歯はきちんと噛んでいるものの、
上下の前歯が噛み合わず隙間ができているのがわかります(「開咬」といいます)
4歳以降も癖が減少しない場合は、少しずつやめさせていくのがよいでしょう
指しゃぶりの程度を知るポイントがいくつかあります
★指だこがある
★指がふやけている
★歯並びがわるくなってきた
★口元が出っ張っている
★上唇がめくれている
しかし、無理やり指しゃぶりをやめさせようとすると
それが反ってストレスになってしまい、逆効果になることがありますので注意が必要です