歯のはなし365
2023.12.16
入れ歯をいれないと起こりうること
入れ歯を作ったものの
「違和感があって気持ち悪い」「入れ歯がなくても噛める」「痛いので使いたくない」などの理由で
入れ歯を入れない方や入れ歯を作らないという方も珍しくありません
基本的に永久歯で抜けたまま放置しても問題がない歯は親知らずだけで、
ほかの歯はブリッジやインプラント、義歯などして失った部分を補う必要があります
(歯の状態や歯列によって例外はあります)
入れ歯が必要な方が入れてないと・・・
・見た目が悪くなる
・しゃべりにくい
歯がない隙間から空気が抜けて発音がしにくくなります
・胃腸への負担増加
食べ物をよく噛めずに丸のみ状態で飲み込みがちになるため負担がかかります
・噛み合わせの影響
反対側の歯が伸び出てきたり、隣の歯が倒れ咬み合わせがズレます
片方でしか咬めず、顎関節に影響を及ぼす可能性もあります
・認知症リスク増加
全体でしっかり噛めないことで脳への刺激が減るため、
歯がたくさんある人や歯がなくても入れ歯を使っている人に比べて何倍も認知症リスクが高くなります
・むし歯や歯周病リスクの増加
歯間の隙間が広くなり、歯垢がつきやすく歯磨きがしにくくなるためリスクが増加します
治療の選択肢としてブリッジやインプラントができない場合は義歯で咬めるようにするのがいいです
違和感や痛みなど調整で改善できることもありますので
使わない 義歯を捨てる などせずに歯科へご相談ください