歯のはなし357
2023.10.21
子供のむし歯と健康について
子どものむし歯の大半は保護者の方の仕上げ磨きの時に見つかるか
痛みやしみるなどの症状を本人が感じることで発覚します
乳歯のむし歯は大人に比べて進行が早いので症状の有無にかかわらず早めに歯科で診てもらいましょう
乳歯はいずれ生え変わるからと言ってむし歯をそのままにしていると・・・
・ほかの歯のむし歯リスクが高まる
お口の中にむし歯の菌がいる状態が続くためほかの歯への影響が考えられます
・食欲の低下や咀嚼機能の低下
痛い歯を避けて噛もうとするので咀嚼のバランスが悪くなり、顎の発達が阻害されます
歯並びにも悪影響です
・正しい発音で話すことが困難になる
重度のむし歯で歯が欠けたり、抜くような処置になると正しい発音で話すことが困難になる恐れがあります
保護者の方へのアドバイス
① 小学校低学年ごろまでは仕上げ磨きをしましょう
② おやつは時間を決めてダラダラ食べさせない
おやつの時間は長くても30分以内に終わらせましょう
おやつもチョコレートやクッキーなどの甘いものではなく
フルーツやヨーグルト、せんべいなどがいいです
おやつや飲み物にもむし歯になりやすいものとむし歯になりにくいものがあります
甘いものを食べたら歯磨きする習慣をつけましょう
③ 定期的に歯科健診を受けましょう
学校での歯科健診「むし歯があります」とよく指摘されるお子様は特に
夏休み、冬休みなどの長い休みの間に歯科で定期健診を受けることをおすすめします