きのした歯科クリニックからのお知らせ

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歯のはなし334

2023.05.08
歯周病の検査

歯周病の治療や予防には検査が必要不可欠です
ただ「歯石を取る」だけではなく、適切で効果的に治療を進めていくうえで必要なのです

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こちらのプローブという目盛りのついた器具を歯と歯茎の隙間の歯周ポケットに入れて使います
歯周病の治療の進行に合わせて検査を行います(メインテナンスの方は定期的に検査を行っています)
キャプチャ11212
歯周ポケットの深さが深いほど、歯周病による歯肉の炎症や、歯の周囲の骨が失われていることを表します
一番左の図が健全な状態で3mm以下です
右に行くほど歯周病が重症化している状態で
4~5mmが軽度〜中程度、6~9mmが中程度〜重度、10mm以上重度です
ポケットが深いと歯を支える骨が少なくグラグラしはじめます
重症化した歯周病は歯石を取るだけでは状態が改善せず歯周外科手術が必要なケースもあります

歯周病は痛みなどの自覚症状があまりないため、ご自身で症状を自覚してから治療を受けても
手遅れになることも珍しくありません
自分の歯でいつまでもおいしく食事をしていくために定期的に歯科への受診をおすすめします
また、各自治体で歯科健診を実施しておりますのでぜひご活用ください
(北九州市の場合、歯周病健診・後期高齢者歯科健診など)