歯のはなし327
2023.03.11
親知らずについて
「親知らず=抜歯」というイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが
必ずしも抜かなければいけない歯というわけではありません
抜歯にならない親知らずには条件があります
・まっすぐ生えている
・上下で咬んでいる の2点です
条件を満たす方は多くはないですが抜かなくてもいい親知らずはたいせつにしましょう
親知らずがまっすぐ生えて上下で噛んでいるおかげでブリッジでの治療が可能となり
入れ歯を入れずに済んだという方もいます
親知らずのケア
奥までしっかり歯ブラシが行き届かず、汚れが溜まった状態が続くと
歯肉が炎症を起こしたり、むし歯になってしまいますのでしっかり歯磨きを頑張りましょう!
歯ブラシ以外の補助器具(ポイントケア用の歯ブラシやフロスなど)の使用をおすすめします
親知らずがあることで食べ物が詰まりやすい、何度も腫れているなど
何かしらの症状がある方は抜歯を視野に入れたほうがいいかもしれませんね
親知らずの抜歯の場合、歯だけではなく周りの状況を把握する必要がありますので
下のイラストのようなお口の中全体がわかる大きなレントゲンを撮ることが多いです
下の親知らずは歯根の形態や下歯槽管という神経の走行状況によって
CT撮影が必要なケースもあります
当院にはCT撮影設備もありますので気になる方はご相談ください