歯のはなし325
2023.02.25
予防という考え方
昭和時代の歯科は
むし歯ができたら歯医者へ行く!
↓
削って補綴(詰め物や被せもののこと)を入れて完治!
という考え方でした
なので「治りましたよ、痛くなったらまた来てくださいね」と
当時通っていた方は言われたことがあるかもしれません
歯科への考え方として「痛くなってから行く」という方が定番でした
しかし、平成、令和と時代は流れさまざまな研究が進み
歯科治療の考え方も変わりつつあります
現代では
むし歯や歯周病などで歯が悪くならないために歯医者へ行く!
という『予防』するという考え方が定着しつつあります
お口の中には「口腔内常在菌」と言ってお口の中にかならずいる菌があります
そのなかには、虫歯の菌や歯周病の菌などもいます
歯が1本もない方からもこの口腔内常在菌が確認されていますので
歯の有無にかかわらず虫歯菌や歯周病菌はいます
この菌が何らかの原因で増えてしまうと虫歯や歯周病を引き起こします
そのためにはおうちでのセルフケアだけでなく、
歯科での定期健診「メインテナンス(プロフェッショナルケア)」が
重要となってくるのです
歯科は「痛くなってから行く」のではなく、
「痛くならないために行く」方が治療の期間や回数、診療代など
さまざまな負担が少なくて済むことが多いです
気になることがありましたら相談してください