歯のはなし306
2022.10.08
歯科健診の重要性
「国民皆歯科健診」という健診を耳にしたことがありますか?
今年の6月ごろにニュースになった健診です
とても簡単にいうと
歯科健診を義務化してお口の健康を守ろう!
といったものですが、まだ開始しているわけではありません、
経済財政運営の指針「骨太の方針」に盛り込まれた一部です
現在日本では
1歳6ヶ月児、3才児、学校歯健診(小中高)
歯周病健診(40歳・50歳・60歳・70歳)
の歯科健診があります
(ちなみに海外の先進国に比べると日本の歯科健診の受診率は非常に低いそうです)
また、それ以外にも各自治体で実施している歯科健診があります
(北九州市では
4・5歳児、妊産婦、親子歯科健診、後期高齢者歯科健診(福岡県内で実施)などがあります)
ほかにも加入している社会保険で産業歯科健診を実施している事業所もあります
歯を大事にすることはいいことばかりです
・むし歯は小さい内に治療してしておけば
歯、時間、費用、身体や心の負担がすべてにおいて少なくて済みます
・歯周病は全身の様々な病を悪化させたり発症リスクを高めます
・歯の本数に限らず、よく噛めていると認知症リスクが下がり予防につながります
などなど、メリットを挙げるとキリがないくらいです
「歯科健診がなくても悪いところがないか歯医者さんで診てもらおう!」
と思う方はたいへんよい心がけだと思います
「普段歯が痛くならないと歯科に行かないな」という方は
歯科健診をきっかけに自分のお口の状態を知っていただければと思っています