歯のはなし304
2022.09.24
起床時の口の中
朝起きたばかりのお口の中は1日の中でいちばん細菌が多いと言われています
理由は、寝ている間は唾液の分泌量が減り、自浄作用や抗菌作用がはたらきにくくなり
細菌が繁殖しやすい環境にあるからです
ちなみに、起床時の唾液の菌の数は大便よりも多いと言われています
寝起きのお口の中が粘つく、口臭が気になるという方は特に要注意です
それは繁殖した菌が原因です
お口の中の菌が多い状態で飲食は避けましょう
朝、目が覚めたら最初にお水を一杯飲む方や朝の歯みがきは朝食後にする方は
起きたらまずうがいする習慣をつけましょう
寝起きと朝食後、朝から2回歯みがきする時間がある人はなかなかいないと思いますので
「朝起きたら顔を洗う、うがいをする」というようにセットで覚えておくのが良いでしょう
うがいは水でもいいですが、うがい薬(マウスウォッシュなど)を活用するとより効果的です
起きた時喉が渇いている方は寝ているときに口呼吸しているかもしれません
(→詳細は歯のはなし301へ)
寝起きのお口の不快感を改善するには寝る前の歯みがきが重要です
1日の中で一番ていねいに歯磨きしましょう
歯ブラシだけでなく、ポイントケア用のブラシやフロス、歯間ブラシなども
積極的に活用することをおすすめします