歯のはなし301
2022.09.03
口呼吸について
数回にわたりドライマウス(口腔乾燥症)やポカン口(口唇閉鎖不全)についておはなししてきました
それらには『 口呼吸 』が大きく関わっています
みなさんは普段の呼吸を「口」と「鼻」どちらでしていますか?
そもそも「 口呼吸 」(こうこきゅう・くちこきゅう)とは
鼻を使わず呼吸(息を吸う、息を吐く のどちらも)口でおこなうことをいいます
(口呼吸に対して鼻でおこなう「鼻呼吸」(びこきゅう・はなこきゅう)があります)
口呼吸にはデメリットがたくさんです
いずれも内容がドライマウス(→歯のはなし299)やポカン口(→歯のはなし300)に重複しますので
よかったらそちらをご覧ください
鼻呼吸のメリット
★ 病気になりにくい
(口呼吸にくらべて埃や細菌、ウイルスなど鼻粘膜のはたらきで侵入や増殖を防ぐことができます)
★ いびきの軽減・予防
★ 基礎代謝が上がる
★ 口の中や喉が乾燥するのを防ぐ
★ むし歯や歯周病、口臭などの予防
呼吸は無意識でおこなっているため、普段口呼吸をしている人が
いきなり鼻呼吸に変えるのは少し難しいです
◎ 鼻呼吸を意識する
◎ 口のまわりの筋肉を鍛える(あいうべ体操など)
◎ 鼻呼吸テープの活用
・・・など練習すれば意識せず自然に鼻呼吸ができるようになるはずです
しかし、鼻炎や鼻づまりが原因で口呼吸になっている方は練習する前に
まずは耳鼻咽喉科で鼻の治療をするのが良いでしょう