歯のはなし293
2022.07.02
乳歯について
乳歯(にゅうし)は生後8か月頃から生えはじめ、3才頃までに20本生え揃います
6歳頃に奥に永久歯である第1大臼歯(6才臼歯と呼ばれることもあります)が生えます
その頃から乳歯の歯の根っこが徐々に吸収されていき、
乳歯がグラグラ動き始め、乳歯が抜けるとその下から永久歯が生えてきます
※乳歯、永久歯に関わらず生えてくる時期や本数には個人差があります
乳歯は赤ちゃんの頃から小学校高学年頃まで使う大事な歯です
いずれ生え変わるからといって歯磨きを疎かにするのはよくないです
理由① こどものむし歯は進行しやすい
「痛がっていない」、「大したことなさそう」と放置するとあっという間に虫歯菌が増殖して
たいへんなことになります
理由② 歯並びや咬み合わせが悪くなる可能性
むし歯になって生え変わりの時期よりも早くに乳歯が抜けると、
永久歯が歯列からずれた位置から生えて、悪い噛み合わせの歯並びになる可能性が高くなります
(歯並びが悪いと歯磨きが難しく、むし歯になる可能性がグッと高くなります)
理由③ 永久歯の成長に悪い影響が出る
むし歯が進行し、歯の根っこにばい菌(膿)が溜まった状態で放置すると
その下、骨の中で成長している永久歯にまで感染させてしまいます
人によって「生え変わる歯がない(永久歯がない)」という方も結構います
保護者の方が子どもさんの歯を日ごろからしっかりみてあげるようにしましょう
気になることがあれば歯科へご相談ください