歯のはなし291
2022.06.18
歯のかたちが変わる理由
昔と比べて歯が短くなった気がする方はいませんか?
気のせいではなく本当に短くなることがあります
上下の歯の咬み合わせる面を咬合面といいますが
年々、咬合面が摩耗し、すり減ってしまい歯が短くなってしまうのです
その原因はいくつかあります
①酸蝕歯 ②継続的な食いしばり・歯ぎしりなどの過剰な力
今回は原因②の継続的な食いしばり・歯ぎしりなどの過剰な力 を中心におはなしします
↑※こちらの2枚歯の写真は左から右に変化したわけではありません
※それぞれ別の方のお口の中です
歯の大きさに個人差があるとはいえ、右の写真の歯がとても短いのがよくわかると思います
歯が短くなることで咬合面から歯の内側の「象牙質」が露出します
通常、象牙質が露出すると歯の神経に近い部分なので痛い・しみるなどの知覚が出るのですが
長い期間をかけてすり減らされていった歯は知覚がでないこともあるようです
ほかにも「(昔に比べて)食べ物を噛むのに力が要るようになった(噛みにくい)」
「銀歯など被せたり詰めているものがよく外れる」「顎が痛い」「口が開きにくい」など
さまざまな症状を引き起こします
歯のすり減った原因によって治療期間や内容が大きく異なります
気になる方はご相談ください