歯のはなし286
2022.05.14
妊娠中の歯科治療について
今回は妊娠中の歯科治療についておはなしします
治療するタイミング(受診時期)
原則的に歯科治療を受けてはいけないという時期はありません
(つわりや流産、早産の危険性を考慮して比較的安定している20週から30週ごろがよいでしょう)
レントゲン撮影
胎児への放射線の影響はほとんどありません
撮影時は防護エプロンを着用し、X線を減弱するため被曝量は限りなくゼロに近いと言われています
治療内容
むし歯の治療や歯周病の治療(歯石除去)など通常の歯科治療は問題ありません
治療を産後まで待つと支障をきたすと思われる病巣や歯の処置は
身体の状態を考慮したうえで治療していきます
服薬の影響
やむを得ない場合にのみ
妊産婦に使用可能なお薬を最低限飲んでいただくことがあります
※産婦人科から注意を受けている方、体調が優れない方は歯科医師に伝えてください