歯のはなし284
2022.04.30
歯周病に治療について
「歯周病」は歯槽膿漏(しそうのうろう)と呼ばれていました
歯を失う原因のひとつで、たくさんの人が罹患、もしくは予備軍だといわれています
歯周病はお口の中で起こりますが、
歯周病の菌は多くの全身疾患にとっても悪影響を及ぼします
病気の発症リスクを高めたり、悪化させたりすることもある恐ろしい疾患なのです
(詳しくは 歯のはなし245 へ)
みなさんは歯周病についてどのくらい知っていますか
歯石、歯肉の腫れ、歯肉出血、悪化すると歯が抜ける・・・などでしょうか
歯周病の治療はむし歯のように部分的ではなく、お口の中を全体的に行います
歯石を取ったからといってすぐに歯周病が治るわけではないので
「歯石を取ってもらったからもう大丈夫!」と油断してはいけません
歯石は取ってもまた付着します(歯石が再付着するまで体質によって個人差あり)
歯周病が重症になるにつれて治療期間が長くなる可能性が高いです
長くなる要因のひとつに「歯周外科手術」があります
切開剥離して、歯茎の下の奥深くにある歯石やばい菌を取り除く処置です
歯周病は程度に関わらず「日頃のセルフケア」がとても重要です
歯医者が苦手な方は特に普段からお口の中を観察したり、丁寧なブラッシングを心がけましょう