歯のはなし283
2022.04.23
歯の色について
歯の色は「真っ白」だと思われがちですが、
よく見てみると少し違うことがわかると思います
実は真っ白ではなく、少し黄色や灰色が混じったような白なのです
子どもの歯(乳歯)はおとなの歯(永久歯)に比べて割と白みが強いですが
永久歯に生え変わると歯の色や形に個人差が出ます
白みが強く明るい人もいればその逆の人もいます
また、年齢を重ねるごとに歯の色が濃くなり透明感がなくなることもあります
今回は歯の変色についておはなしします
歯の変色には大きく分けて2種類あります
内因性変色(体内の何らかの原因で変色すること)
・神経が死んでしまった歯
・母親の妊娠中や子供自身が服用する薬(テトラサイクリン系)でおこる変色
外因性変色(歯が生えた後で歯の表面が変色すること)
・ステインによる歯の着色(コーヒーやワイン、紅茶など)
・喫煙習慣によるたばこのヤニ
外因性の変色であれば歯科での除去が可能です
しかし、除去できても時間が経てばまた着色してしまいます
(体質によっては短期間で着色が付きやすい人もいます)
定期的な歯科でのメインテナンスをおすすめするとともに
生活習慣の改善をおこなうなどの原因を取り除くのが一番効果的かと思います
歯の色を変える手段のひとつとして「ホワイトニング」がありますが、
変色の要因によっては効果が見込めないこともあります
まずは歯科へご相談ください