きのした歯科クリニックからのお知らせ

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歯のはなし282

2022.04.09

認知症予防と歯科
そもそも認知症とは
何らかの原因によって脳細胞が損傷を受け記憶力や判断力が低下し、
日常生活に支障が起きる状態のことをいいます
高齢化社会の日本では4人に1人が認知症または軽度認知症であるとされており
今後も増加すると思われます

認知症について様々研究が進んでおり、
歯科治療は認知症の予防や進行を遅らせるのに有効だということがわかってきました

図3
歯がほとんどなく、義歯を利用していない人は
歯がたくさん残っている人(20本以上)に比べて認知症発症リスクが1.9倍高くなります!
しかし、歯がなくても義歯を使用するなどしっかり噛んで食事をしている人は
認知症の発症リスクは4割抑制されます

やわらかいものばかり食べると咀嚼機能(噛む機能)が低下し、だんだん噛めなくなります
お口の機能が低下→食欲の低下や低栄養→心身の機能の低下
・・・と全身が衰えてしまいます
お口の衰え(噛みにくい、飲み込みにくいなど)を「歳のせい」と諦めずに
歯科に相談することをおすすめします

健康寿命(日常生活が制限されることなく生活できる期間)を延ばして
充実した生活が送れるようにできるだけ若いうちから歯を大切にしましょう