きのした歯科クリニックからのお知らせ

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歯のはなし221

2020.12.12

水が冷たい季節になりました

この時期に増えるのが知覚過敏です

 

歯がしみる原因はいくつかあり、

今回はむし歯や酸蝕症以外の原因についておはなしします

221

① 歯周病

歯周病菌が歯の周りの骨を溶かして歯ぐきを下げます

正常だと見えるはずのない象牙質(ぞうげしつ)が露出することでしみるようになります

 

 

② 歯ブラシのしすぎ

歯ブラシをゴシゴシ強く当てすぎると

歯の表面のエナメル質が削れて象牙質がむき出しになってしみます

歯ブラシを持つときは鉛筆を持つのと同じようにしてやさしく歯に当てましょう

(歯のはなし78参照)

 

 

③ 態癖によるもの

日々の歯ぎしりや食いしばり、横向き寝など過剰な力が歯にかかることで

歯に細かいヒビが入ってエナメル質がポロポロと剥がれ落ち象牙質がむき出しになりしみます

これが原因の方は歯と歯茎の境がくさび形に欠けています

ほかにも、神経がない歯にも関わらず過剰な力で歯根膜を刺激してしみるというケースもあります

 

「知覚過敏」といってもこんなにたくさん原因があります!

はじめは冷たいものだけがしみますが、

進行すると熱いものもしみるようになっていく方が多いです

早めに歯科への来院をおすすめします

 

また、上記にはないですが

神経のある歯を治療して銀歯を新しく入れた後しばらく歯がしみると言われる方もいらっしゃいます

(しばらくすると落ち着くことが多いです)

 

知覚過敏処置やむし歯、歯周病の治療などでしみるのは改善できます

しかし、中には「もうしみなくなったかな?」と

わざと冷たいものや熱いものを口に含んで確認する方がいます

しみている歯を刺激し続けるとかえって悪化する場合もあります

そっとしておいてください