歯のはなし214
2020.10.24
口腔乾燥症(ドライマウス)について ②
(前回(歯のはなし213)ドライマウスの続きです)
歯や顎が痛くて来院される方はたくさんいますが
ドライマウスについて相談や来院される方はかなり少ないです
認知度が低いこともありますが、自覚症状がない方が多いのではないでしょうか
ドライマウスの症状として
- 乾燥による口の中のねばつき
- ヒリヒリとした痛み
- 口臭が強い
- 水分の少ない食べ物が飲み込みにくい
- 声を出しにくい
- 以前より味を感じにくくなった などが挙げられます
上記の項目がいくつか当てはまる方はドライマウスの可能性が考えられます
ドライマウスの治療は
ご自身の生活習慣を改善することである程度症状が軽くなることがあります
・口呼吸をやめて鼻呼吸をする
・こまめな水分補給をして口の中を乾燥を防ぐ
・よく噛んで食べる
など実践しやすいことが多いので普段から心がけてみてください
これはドライマウスの予防にもなります!
ドライマウスの原因が疾病である場合は、疾患自体の治療を進めることが大切だそうです
薬の副作用が原因である場合は
可能であれば薬の変更を行うのがいいようですが、できない場合が多いので対症療法が中心となります
保湿成分の含まれたスプレーを口腔内に噴霧したり、保湿ジェルを塗布したりする方法があるあります
疾病によっては人工唾液や唾液分泌を促進する薬剤を使用することもあるようです。
唾液の分泌量を促す唾液線のマッサージもおすすめです
歯のはなし36 で紹介していますので参考にしてみてください