歯のはなし206
2020.08.29
歯が茶色い=むし歯?
自分の歯やお子さんの歯を見て茶色くなっているのを見つけてしまったら
「むし歯!?」と不安になるかもしれませんが
必ずしも「歯が茶色い=むし歯」とは限りません
むし歯と勘違いされたケースとして
歯と歯の間に食べ物(黒胡麻や海苔など)が挟まっていたということもあります
また、「歯石」や歯の表面についた「着色」という場合もあります
歯に穴が開いていたらご自身でも「むし歯だ!」とわかるかと思いますが
穴が開いているむし歯はすでに進行していますので
痛みやしみるなどの症状が出ていると思われます
「むし歯かどうかわからないけど歯が茶色くなっている」
そんなときは歯科で診てもらうのが一番です!
初期のむし歯であれば少ない回数で楽に治療が終わることでしょう
また初期のむし歯の程度にもよりますが治療せず歯磨きをしっかりすれば問題ない場合もあります
「穴は開いてないのにむし歯」の場合や銀歯などの詰め物や被せている冠の中が
「気づかないうちに虫歯」になっていることもあります
症状が出る人もいますし、症状がなくむし歯がどんどん進行していることもあります
「歯医者で検査したら「隠れむし歯」がたくさん見つかった」なんてこともあります
定期的に身体の健康診断を受けるのと同じで歯にも定期検診が必要です
歯は毎日生活のためにかかせないもののひとつです
歯が悪くなったらさまざまな治療で修復はできますが、抜いた歯は二度と生えてきません(永久歯の場合)
おじいちゃんおばあちゃんになってもなるべく自分の歯で咬めれば認知症予防にもつながります
1本1本を大切にしましょう