きのした歯科クリニックからのお知らせ

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歯のはなし199

2020.07.04

妊婦さんのレントゲンへの影響

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妊婦さんが歯科で治療するときに

「レントゲンの放射線はおなかの赤ちゃんには大丈夫ですか?」

といった声を多く聞きます

放射線には「自然放射線」と「人工放射線」の2種類があります

 

自然放射線は宇宙や空気、大地、食べ物などから受ける放射線のことで

年間に受ける量は世界平均で2.4mSv(ミリシーベルト)です

地域によって異なりますので、日本の平均は1.5~2.0mSvだそうです

 

ちなみにTVでよく聞く放射線の単位のマイクロシーベルトは

1mSv = 1000μSv(マイクロシーベルト)です

 

人工放射線はレントゲンなどの医療で受ける放射線です

これはレントゲンの種類によって異なります

◎胸部CT撮影(1回) 平均7.0mSv

◎胸のエックス線撮影(1回) 平均1.0mSv

 

歯科治療でのレントゲンは

★歯科用CT撮影(1回)  平均0.1mSv

★全体のエックス線撮影(1回) 平均0.02~0.09mSv

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★部分的なX線撮影(1回)   平均0.001~0.02mSv

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年間に受ける放射線量が100mSv以下ならば、

人体への影響はほとんどないと言われています

上記のように歯科治療の放射線量はかなり低い上に

防護服を着て撮影していますのであまり心配することはないかと思います^^