歯のはなし171
2020.02.15
矯正治療について② 非抜歯ケース
今回は抜歯せずに矯正治療を行った方の症例をお見せします
こちらの患者様は、上の歯並びを気にされて来院されました
この後、左右に1本ずつ歯が生えてくるのですが
並べられるスペースがないように思われます
前回のケースを見ている方は「抜歯しないと矯正は難しいのでは?」
と思う方もいるかもしれませんね
一見、抜歯が必要に見えるのですが矯正前の審査・診断の結果、
こちらの装置(↓)を使って顎を大きくすることで
抜歯をしなくてもスペースを作ることができます
装置を入れることで顎を大きくし、スペースが出来たので、
ここからブラケットをつけて全体的に歯を並べていきます
↑※このときはすべて金属の器具(ブラケット)で矯正治療をしましたが、
透明の目立ちにくいブラケットもあります
矯正後の写真です
八重歯になっていたところもきれいに並んでいます
このように、一見すると歯が詰まって抜歯が必要そうな歯列でも
検査・診断してみると抜歯しなくてもキレイにできるケースもあります
(それは逆のパターンもあります)
この装置の他にヘッドギアなど、お口の中だけでなく外側に装着するような装置もあります
矯正を検討されている方は、まず、歯科医院に相談して検査を受けてみましょう