歯のはなし167
2020.01.18
あいうべ体操について
前回、口呼吸や鼻呼吸のはなしをしました。
口呼吸は歯並びにも大きく影響してきます。
本来、歯は上唇、下唇、舌の3つの力が均等にかかることで位置が安定しています。
しかし、口呼吸で口が開いていると歯には舌だけの力が加わりますので、
歯がどんどん前に傾斜していきます。
そこで、今注目されているのが「あいうべ体操」です。
「あ」「い」「う」「べ」と強調的にお口を動かす体操です。
この「あいうべ体操」をすると、口のまわり、舌などを鍛えることができ、
口呼吸も改善しやすくなります。
ポイント解説
「あ」・・・のどの奥が見えるくらい、口を大きく開けましょう
「い」・・・頬の筋肉が両方の耳の前に寄る感じがするくらいが目安です。
首にすじが出るくらい「い」の口の形をしましょう
「う」・・・思い切り唇を前に突き出すようにしましょう
「べ」・・・舌の先を顎の先端まで伸ばすような気持ちで舌を下に出しましょう
口を大きく動かす
一つの動作を約1秒でしましょう
1セットを10回、10セットしましょう(「あいうべ」で1セットです)
1日3回に分けて行いましょう(10セット×3)
声は出さなくてOKです
顎に痛みがある方は「い」「う」だけでもいいです