歯のはなし166
2020.01.11
口呼吸と鼻呼吸
みなさんは普段どんな呼吸をしていますか?
呼吸の種類は2つあり、口からの「口呼吸」と鼻からの「鼻呼吸」です
1日の呼吸の回数は約2万回と言われており、量にするとごはん100杯分にもなるそうです
鼻で呼吸するのが本来の呼吸法なのですが、
近頃は口呼吸になっている人が増えつつあるように思います
普段から口がポカンと開いている人は要注意です!
口呼吸をすると空気中に漂っている埃や菌などがそのまま入っていきます
喉を通り身体の中に入っていくため口呼吸をする人は風邪を引きやすかったり、
喉が炎症を起こしやすいです
口呼吸は歯科の面からみてもおすすめできません
口呼吸はお口の中が乾いて唾液が少なくなります
唾液の重要性は以前何度かお話ししましたが
唾液が少ないと口腔内の自浄作用や中和作用が機能せず、むし歯や歯周病になりやすくなります!
口呼吸の方は常にお口が開いている状態になり、
口呼吸が習慣化すると前歯がだんだん前の方に倒れていく可能性もあります
そして、呼吸も浅くなるため深くゆっくりとした腹式呼吸が出来ず、
脳に十分な酸素がいかなくなってしまいます
鼻呼吸をするためには
1)唇を閉じる
2)舌が上顎にペッタリとつける(スポットポジション←歯のはなし32参照)
などに気を付けましょう
次回は口呼吸改善に効果的な「あいうべ体操」について紹介します