歯のはなし159
2019.11.16
歯周病のマイクロバイアルシフト
前回は歯周病菌のピラミッドについておはなししました
歯周病菌は弱い菌から細菌の叢からできあがって強い菌がつきだします
強い菌が定着しだすのは6~18歳以降と言われていますが
歯周病が発症するのは中年期以降がほとんどです
(さいきんでは若年性歯周病もあります)
なぜ病原性の高い歯周病菌がお口の中に定着していても
中年期まで歯周病の発症が少ないのでしょうか
それは歯周組織が若いということももちろんありますが
一番の理由は歯周組織と歯周病菌のバランスが崩れることです
喫煙やストレス、疲労、寝不足など疲れからくる免疫低下や不十分なブラッシングで
歯周組織の防御力が低下してしまうと、歯周病になるリスクが高くなってしまうのです
これらの原因のほとんどは生活習慣の乱れから起こることなので
自身の生活習慣をもう一度見直してみましょう