歯のはなし145
2019.08.03
食いしばり・カリエス・抜歯の関係
同じ歯を治療できるのは4回くらいと言われています
それ以上は抜歯のリスクが高くなります
歯はだいたい4回くらい治療を繰り返すと歯質が薄くなるためです
詰め物や被せ物などの補綴をするには必ず歯を削ります
削るのは必要最低限ですが状況によってたくさん削らなければならないこともあります
「歯の治療をしてひと安心」というわけではなく、治療後がとても大事です
歯磨きが疎かになれば補綴物が入っていてもむし歯や歯周病になります
食いしばりや歯ぎしりなどの過度な力がかかり続ければ
補綴物はズレてしまい、浮き上がるので脱離しやすくなります
脱離しなくてもズレたり浮き上がっている状態はばい菌が入りやすいため
むし歯になるリスクがぐんと高くなります
むし歯になると再治療が必要になります
そうならないためにも日頃から歯磨きだけでなく、
食いしばりや歯ぎしりなどの過度な力がかからないように
少し意識してみましょう
仕事や家事、運転、読書、スポーツなど集中するときに
みなさん歯に力が強くかかる傾向があります
一度自分で気付くことができれば日常でも気を付けやすいです
せっかく治療した歯が再治療にならないようにご自身でも心がけてみてください