きのした歯科クリニックからのお知らせ

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歯のはなし142

2019.07.13

まちがった自己判断にご注意ください

 

歯科に恐怖心を持っている方はとても多く、

多少の痛みは痛み止めを飲んで我慢する傾向にあります

そこで間違えてはいけないのが

「痛みがなくなった=治った」という考えです

 

痛みが出ているのに急に痛みが治まるという事には理由があります

むし歯で痛くなっている場合

痛みを我慢するとむし歯は進行していきます

歯の中心部にある歯髄(神経)の近くまで感染し、神経を腐らせてしまいます

その結果、神経は死んでしまい痛みを感じなくなります

 

神経の中の細菌が原因で痛くなっている場合

痛みを我慢すると菌はどんどん増えていき病巣をつくります

菌からでる膿によって歯の内側からの圧迫が強くなることで症状が出ます

炎症がひどくなりすぎて何かの拍子(歯が欠けるなど)で

たまっていた膿が外に出る状態、排膿すると痛みが治まることがあります

 

痛みはなくとも状況としてはかなり悪化しています

いつ腫れたりさらなる痛みが出てもおかしくない状態なのです

 

来院が遅れれば遅れるほど治療回数や

1回の診療にかかる時間は増えていくことが多いです

最悪抜歯になる可能性もあります

そうなると歯科への恐怖心がさらに増大すると思います

いつまでも自分の歯でおいしく食事ができるように歯は1本でも多い方がいいです

異変を感じたら早めに診察を受けることをおすすめします