歯のはなし124
2019.02.16
子どもの歯と大人の歯のちがい
子どもの歯は「乳歯」、おとなの歯は「永久歯」と呼ばれており
始めに生えてくるのは乳歯です
歳を重ねるごとに乳歯が生えそろい、6才前後で初めの永久歯が生えてきます
「6才臼歯」とも言うこともあります
そして役目を終えた乳歯が徐々に抜けていき、その下から永久歯が生えてきます
中学生頃には生えかわりが終わるのが一般的な歯のサイクルです
永久歯以降は生えかわることはありません
みなさん子どもと大人の歯の違いを知っていますか??
まずは「大きさ」です
永久歯の方が大きく、乳歯の時は歯と歯の間に隙間があります
乳歯から永久歯への生えてかわりの際にこの隙間はとても重要なので
幼少期の「すきっ歯」はあまり気にされなくても大丈夫なことが多いです
次に「歯根のかたち」です
乳歯はそのあとに生えてくる永久歯の成長を妨げないように
生えているため弯曲(わんきょく)しています
そして「歯髄の大きさ」です
歯髄とは歯の神経が入っているところです
乳歯は歯の大きさに対して、歯髄が大きいので歯の外側から内側の歯髄までの距離が近いです
そのため、むし歯になって歯髄にまで達するスピードが永久歯よりも早いので
むし歯を見つけたら早めに歯科にかかることをおすすめします