歯のはなし117
2018.12.22
小児矯正について
小学生から小児矯正をさせる方が多いと思われます
小児矯正のメリットとして、並び終わっている成人の矯正とちがって、
顎の成長を利用できるので、歯を動かしやすいということです
しかし、小児矯正で気をつけなければいけないことがいくつかあります
それは「癖」です
小児矯正の多くは保護者がさせるということがほとんどで
その場合、子どもは矯正の器具をつけている理由も意味も理解できていないことが多いです
小学生になると保護者の目の届かないこところにいることも多く、
その中で頬杖や口の周りの癖を矯正中にしてしまうと
歯並びは余計に悪くなったり、なかなか歯列が整わず矯正期間が長くなることがあります
当院では矯正治療をする前に必ずMFTという口の周りの使い方を覚えたり
筋肉を鍛える練習をしたりします
そこでも子どもがわけもわからずに練習をしていても意味がありません
小児矯正で大事なのは子供になぜ矯正するのかをできる限り理解してもらい
保護者と子ども自身の協力が必要となってきます
コミュニケーションをしていく中で日常的な癖を見つけることもできるので
小児矯正を検討している方は、まず子どもと話し合ってみましょう